バリアフリー
最近の住宅は皆バリアフリーを意識して建てられている。
しかし、築14年の相談所アパートは当然バリアフリーではない。
そうすると、来所して歩き始めた子やちょっと大きな子でも待合室と相談室の間の2~3センチの段差で必ずつまづいてころぶ。だいたい転ぶ子の家はバリアフリー仕様である。そして、転ぶ子は必ず1回で済まず、2~3回通過するたびに転ぶ。
段差に慣れた住宅の子は通過時に慎重にうまく通過する。
だいたい、這い這いし始めた子どもの行動をよく観察していると、ちょっとした段差にも慎重に後ろ向きで降りたりするものである。ヨチヨチ歩きの子でも、立ち止まり、よいしょ、と足を大げさに持ち上げてから通過する。
ところが、最近は家の中にこのような段差が全く存在しないのである。
危険予知能力は当然ながら育たない。昔、うちの子たちがまだ小さかった頃、石油ファンヒーターを使用していたが、ヒーターの周囲に柵は付けて無かった。子どもは這い這いでもヨチヨチでも、熱いと教えると決して必要以上には近寄らなかった。何しろ温風が吹き出していると確かに熱くて近寄れないのだ。そうして、自然に熱いものを学んでいった。しかし、ある時、都内に住む友人がつかまり立ちをし始めた長女を連れて遊びに来た時に、その子がファンヒーターの吹き出し口につかまってしまい、やけどした。幸いすぐ冷やした後に里芋湿布をしたので、大事には至らなかったが、その子の家は鉄筋で電気のエアコンが壁の高いところについているだけで、ファンヒーターを知らなかったのだ。つまり、危険予知を学習する機会が無かったと言える。子どもには、危ないものを危ないと教えておいた方が安全なこともある。だから、私は台所に柵を付けて入れないようにしたり、階段に柵を付けることはしなかった。柵によじ登ろうとする事の方が危険なこともあるし、台所の危ない物を教え、階段の段差を感じさせておいた方が安全なこともあるから。子どもは階段に這って行き、段差をはかり、後ずさりして、頭から突っ込むようなことはしない。普段から部屋の微妙な段差を経験している場合は。これが、バリアフリーで小さな段差を経験していないと、どういう行動をとるのだろうか?
高齢化社会に向け、バリアフリーにリフォームするのが盛んである。しかし、歳をとると転びやすくなるから、段差を無くした方が安全なのか、それとも段差を上り下りして、筋肉を鍛えておいた方が転ばないからだになるのか、最近疑問である。
確かに、ベビーカーや車椅子にはバリアフリーは必要である。でも、歩く時に足を引きずるように歩くようになると、とても危険である。バリアフリーは引きずり歩きを助長する。
だから、あえて森光子さんのようにスクワットをしたり、踏み台昇降をしたりして下半身の筋力が衰えないように努力しなければ、バリアフリー住宅は危険である。
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コメント
書き込みは場違いかな^^と思いながら、納得してしまったのでした。
危険を知ることは、社会が機械的に安全になるにつれて大ききなっているような気がします。
エスカレーターでの事故も左側・・
右は危険、左端は安全というマナーの徹底だけではなく「安全と危険」という概念の根拠をしっかりと教えないといけないのですかね?
危ないものを削除じても、危険は減るのではいと言う教訓を活かさないといけませんね!
投稿 mukai | 2007年9月27日 (木) 16時01分
ワタシも主人に聞いたことがあります。
「バリアフリーにすると、人間がどんどん退化し、体にはよくない」
「ちょっとした段差も乗り越えられない人が家にいたら、バリアフリーにした方が良いこともあるけれども、体を鍛えることが出来る人間・世代には不要」
と、よく言っています。
我が家でも家を建てる気持ちがあるのですが、これらの理由から、バリアフリーは考えていませんでした。
更に先生の書き込みを読み、今年の冬から、ストーブの柵を取り払うことにしました!
投稿 ワタシ(管理人) | 2007年9月28日 (金) 23時31分